もう何度となくツーリング中に
綺麗な新緑を見ることも多かったのだけど
今日はそれがメインのツーリングをしよう。
花ならその花が咲く名所に行けばいいし
自然の風景ならその撮影スポットに行くと見れるのだけど
新緑を見るには何処に行けば良いかと言いますと
田舎に行けばいいだけの話だったりするのよ。
わたしの好きな山があって田舎の風景と言えば
大分県の長湯や竹田方面だったりするわけで
今回もそっち方面を適当に走りたいと思います。
って事で茜ちゃんでいつもの小石原の峠に向い
その途中にある大きな藤に寄ってみた。

下の工事の足場のようなパイプにはあまり房が付いてなくて
上の木の方が満開だったよ。
小石原からは日田を抜けて
山の中を抜けて玖珠方面へ。
その玖珠に抜ける手前に
高塚地蔵尊があるのでその駐車場の芝桜。

少~し見ごろを過ぎてて
雑草が隙間から伸びてしまっていますが
それでも綺麗。

菜の花もそうだけど
芝桜の香りもこれだけいっぱい咲いていると微妙だね。
(臭くはないけどいい香りでもない)
芝桜の合間に咲いている
真っ赤なツツジが良いアクセント。

ここは玖珠に抜ける迄の通り道の駄賃みたいな場所なので
ササっと見たら再び山の中。
植林されていない山に入ると
周囲は大好きなキミドリイロ。
広葉樹の森の新緑は最高。

キミドリ色が眩しいところで
茜ちゃんを停めると
こんな山の中に何故か牛の像があったよ。

目がガラスなのか
すごくリアルで可愛い牛。

茶屋はあるけど
牛がある意味は不明。

道に咲いているツツジの赤と
緑の対比のコントラストが眩しいぞ。

その山を下ってると
風力発電の山の横を下れました。
国道に出てすこし走れば玖珠町の中。
玖珠町に新しく苔アートが描かれてると
kiyomakoさんの情報を得ていたので
見学してみることに。

まだ画いてる途中で尻尾まで描かれたら完成なのかもしれないけど
このままでも十分に可愛い。

ただ交通用が多い道沿いなので
完成したらなかなかバイクを前に置けないかもしんない。
可愛い苔の鯉のぼりを見たら
湯布院方面へ。
農道を抜けていると
玖珠川に出れる場所があったので
茜ちゃんを停めてみた。

特になんちゃーない風景だけど
わたしはこんな誰もがスルーするような風景が大好き。
先の豊後中村から九酔渓の方へ曲がると
こっちも新緑真っ盛りで山全部がサラダ。
何時も四季彩ロード(広域農道)を使っていたため
久し振りの九酔渓からのやまなみハイウエイ。
長者原のビジターセンターで
唐揚げ定食(とり天定食)
メニューではとり天定食だけど
味は唐揚げ。
美味しいのでこの付近でランチタイムになると
迷わずここでこれを食べるよ。
九重連山の麓の長者原付近も
野焼き後の真っ黒な原っぱに緑がかなり復活してきたな。
やまなみハイウエイを走るだけでも
新緑を堪能できるのだけど
やっぱり好きなエリアに向かうため男池方面へ。
男池の少し先にある
白水鉱泉に隣接する白水鉱泉湿生花園。

ここは九州では珍しく
水芭蕉が咲くはずなのだけど
なんにも咲いてなくて残念。
信州をツーリング中に志賀高原の道の側溝で
普通に咲いていた花だけど九州で自然の中で見れるのは激レアなんだよ。

でも湧水は流れてるし
森の植物もいっぱい。

湿潤な森なので
キノコも元気。
森から出たら
のどかーーーな里山。
やがてセンターラインも無くなっちゃいますが
ところどころで見る藤がどれも綺麗。

よく見る藤に
山で見るヤマフジ。

甘い香りがいっぱいだー。
茜ちゃんを停めて大きなヤマフジを見ていると
滝の音が近くから聞こえてるため
音がする方へ行くと立派な滝がありました。

斜面がビチャビチャで近づけなかったけど
無田尻の滝と言う落差もある大きな滝でした。
更に先へ足を延ばすと
わたしがイメージした通りの風景に。
九州の愛すべき新緑の風景ですが
わたしの行きたいスポットがこの中にあるのよ。
脇道に入って小さな集落の坂を下ると到着。

360度緑に囲まれた
八柱神社。

もちろん私が目的地にするくらいだから
社務所なんてない神社だよ。

あるのは黄緑色になった山ばかり。
それとカラフルな神社。

わたしが動いても
ずっと見て来るトリックアートのような龍。
神殿の側面にも龍。

さらに外枠には可愛い鶴亀と鯉の滝登り。

鯉の滝登りのストレートな滝登りが面白過ぎる。

小さいけど山の中の小さな集落の守り神が
こんなにアートなんてギャップが楽しいぞ。
それに反して狛犬は素朴。
天変地異を封印する要石かも。
こうして色いっぱいの神社に参拝完了。

神社からは県道に戻るものの
そろそろ茜ちゃんがお腹空いてると言ってる。
周りは新緑いっぱいの何も無いところ。
スマホを取り出して
検索してみると10kmほど走ればガソリンスタンドがありそうなので
そのままナビを起動させて走り出すこと10秒・・・
ナビに出てこない
ガソリンスタンドがバイクを停めていた農家のすぐ先にあるじゃないか。
ポンプが一個しかなく
店員さんは隣の何でも売ってる商店からやってくる
田舎らしいガソリンスタンドだったよ。
支払いも商店の中のレジで。
茜ちゃんのお腹を満たしたら
ツーリング続行。
山の中の気持ちい道を走って
R442に出たら今市の石畳。

何時もならスルーするのだけど
何年も通って無かったので走ってみたよ。

昔から残る街道跡の石畳の脇には
通りやすいようにスペースがあるのだけど
試しに石畳の中を走ってみるとバイクがバラバラになるかと思うくらい
とんでもなく乗り心地が悪い。
その石畳を走ってると
わたしの好きな楼門のある丸山神社。

かなり昔に来た事のある神社だけど
この楼門を見るとまた見たくなったため寄り道。

楼門まで続く石段も良いし
なにより楼門が立派。

楼門にはたくさんの彫刻が。

その彫刻の中で
これが一番印象的だったかな ↓

竹林の中におじさん。
何かストーリーがあるのかな?
拝殿の方へ行くと
天井絵も素晴らしい。

お賽銭箱の真上には猫かな?

前も来たはずなのに何にも覚えてないや。
お陰でまるで初めて来た気分で散策できるのは良いけど・・・

楼門も境内側から見ると
お寺の山門チックでした。
さらに境内を回ると
裏手にはこんな森が。

よく見ると森の下の草は
ぜーーんぶホウチャクソウの大群生地でした。

みんな下向いて咲いてるためパっと見ただけでは
ただの草に見えるけど満開のお花畑だったよ。
丸山神社からは直入を抜け
庄内方面へ走るのだけど途中にある「隧道が好きだ」の隧道。

ここも再訪地だけど
ウネリが美しい隧道なんだよ。

隧道の寄り道から予定通り庄内に出たら
国道を走らず久大本線の天神山駅の前の道。
幸せになれそうな列車とすれ違って
本日のスイーツは庄内梨ソフト。
やっぱり何度食べても美味しい。
糖分補給したらk52で由布岳の裾まで出て
由布院へ下ります。
今年は色んな花が咲くのが早かったこともあって
草原の緑もGWなのにどんどん濃くなっていってる。
そのまま下れば由布院温泉なのだけど
わたしはここが目的地。

とっても歴史のある神社で
狛犬も風格あります。

彫りの深い狛犬に
さらに年代が古そうな彫りの浅い狛犬。

拝殿の背後は大きな竹林になっています。

筍シーズン真っ盛りのはずなのに
タケノコがぜんぜん無い竹林でした。
その竹林の日陰に咲くスミレ。

中心部が鮮やかな青で
大輪のスミレでした。
で、神社に何を見に来たかと申しますと
この巨木でございます。

「大杵社の大スギ」
ここも久しぶりなので
前回来た時より一回り大きくなってる。
(年輪分は確実に)

生命パワーを分けてもらったら
由布院。

温泉の中心部は賑やかだけど
ちょっと離れると由布院らしい癒される風景が
まだ残っています。
由布院からはもう帰路につく予定なので
無事に帰る為にカエルに挨拶を。

由布岳を見つめる
ピンクのカエルたち。
(ちょっと前まで白だったカエル)

親子カエルと茜ちゃんと私で
ゆっくりと由布岳を望む。

九州は癒しスポットだらけ。
んじゃ、帰ろっ。
k50で宇佐に抜けて
アグリライン。
田川まで戻って来ると
川を神輿が渡る「川渡り神幸祭」があったのか
帰り道にお神輿が並んでいました。

お祭りは終わっちゃってるけど
縁起の良いもの見れちゃった。
ガレージに戻る前に茜ちゃんに給油をすませてると
日没です。

今日もずっと晴れてくれてありがとう。
ガレージに帰ってから
後日のメンテが面倒なのでランタンを点けて・・・
チェーンの清掃も終えて今日のツーリングはおしまい。

大型連休前のツーリングでほとんど人を見る事のない
1日でしたが連休は車もバイクも多いかもな~。
それでもバイクに1日も乗らないって事はないはずなので
またのご乗車をお待ち申し上げます。
↓ 新緑好きな人は押してね ↓



にほんブログ村