響のツーリングの朝は早い。

(寒くなると遅くなるけど)

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夜明けの空気は清々しい・・・・と言うか

もう十分にさみーよ。



10月の中旬をすこし過ぎた頃の早朝ですが

寒気も入ってる予報も出てるため

晩秋から初冬にかけて着るジャケットをチョイス。



夜明けとともに出発したツーリングですが

早朝のコスモスが朝陽を浴びて綺麗だったので

まだスタートしたばかりなのに寄り道。

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道の駅のコスモス園なので

普段なら観光の客がいっぱいいるのだけど

朝が早いので私だけ。

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寒気が入ってキンとした空気に包まれた朝ですが

朝陽を浴びるコスモスを見てると暖かい気分になれます。


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んじゃ、ツーリングしよっ。


再び走り始めたところで今回のツーリングのプランの説明ですが

週末を使って宮崎県の延岡経由で

大分県の佐伯まで走って1泊するツーリングしようと思います。



阿蘇を抜けていくプランにしたため

小石原の峠を越えますが気温8度の中を走ってると

霧の中へ。


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体感温度がまた下がる。


ちょっと前まで暑くて涼しい時間だけ走っていたのに

あー、冬のツーリングってこんな感じだったなーと

思い出すような冬の香を感じながら一番寒い峠を越えました。

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ファームロードを走る頃には

陽も高くなって心地よく走れるように。



寒気の影響で雲が多めながら

やっぱり阿蘇の風景は爽快。

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上空に強い風が吹いているのか

わたしの頭上の雲たちが草原の風を揺らす方向と同じ向きに流れていく。


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風車の無くなった産山牧場を抜けて

波野の広域農道へ。


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どんどん南下するにつれて

雲が減って青空率が高くなっていく。


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広域農道を抜けてR325のループ橋まで来ると

神々が降り立った天孫降臨の山々が見えて来た。


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自然いっぱいの阿蘇とはまた違う

山の魅力がギュッと詰まったエリア。



そして茜ちゃんで初の

宮崎県でございます。

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宮崎県に入ると本日最初の高千穂らしい

オブジェがお出迎えしてくれます。


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踊りが上手な天宇受売命(アメノウズメ)


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岩戸に引きこもったアマテラスさんを

岩戸から引っ張り出した立役者の2柱。

(岩持ってるのは天手力男命)



今日はちびっ子バイクなのでバイパスじゃなくて

旧道へ。

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対向車に田舎のスーパーカー。



旧道を走っていると

本日2箇所目のオブジェ。

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銭湯の主と二頭身のウルトラマン。



昔はガンダムも居た記憶があるけど

今はこの2つだけになっています。



このオブジェから少し走ると高千穂と言えばココって場所に

寄ってみました。

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今回は初めて一番有名な場所からじゃなくて

遠い側から渓谷へ入って見ました。

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戻ってくるのが心配になるくらい

かなり谷に向かって下ったら

高千穂峡らしい深い渓谷に辿り着きます。


本来ならこんな渓谷沿いを歩ける遊歩道があるのだけど

災害復旧工事中らしく車道で迂回して

真名井の滝の方まで行くと湧水の池にチョウザメが泳いでいます。

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観光客が餌をやるためか以前に見た時より

でっかくなってる気がする。


滝付近は観光地なため売店もトイレもあることもあって

すこし休憩してから真名井の滝。

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高千穂で一番有名な場所じゃないでしょうか?


めったに観光地にツーリングで来ないのだけど

やっぱり有名になる理由がなっとくの渓谷美。

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深い谷は貸しボートで遊覧できますが

下手くそが操船すると滝の下に入ってびしょ濡れになるんだよ。


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すこし眺めてみたけど

誰も滝の下に入りませんでした。


(びしょ濡れになればいいのに・・・)



来た道を戻って再び柱状節理の谷。

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そこから目線を上げると

3本の橋が同時に見れます。

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一番下の石橋も含めて

全部アーチ構造の橋だよ。


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あー、あの橋の高さまで登らないといけないのかー。

(茜ちゃんは橋の袂のパーキングに停めてる)



朝は冬を思い出すほど寒かったのに

登ると朝の寒さが恋しいくらい汗をいっぱいかいちゃった。



では、ここまではナビも見ずに

フリーで走って来ましたがここからはプランに沿って

散策開始。

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プランに入れてないと一生走る事は無かったような

マイナーな道に入ってしばらく谷を下ると目的地の

隧道が好きだのポイント。

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照明もあって普通に使われているトンネルですが

河岸段丘の崖にあるというのがそそられる隧道なのです。

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「岩、くり貫いてます」感が素敵。


しかも2連の隧道なので

こんな仕掛けも ↓

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たぶん、反応しない(笑)


反対側まで行くと

内部のデコボコが残されていて違うトンネルみたいな演出。

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天岩戸にほど近いところに

こんな素敵な隧道があるなんて天照大神様のお陰か?


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岩戸川が削った崖を再び戻って岩戸神社方面へ。


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まずは岩戸神社東本宮。


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素敵な階段のある東本宮ですが

私が会いに来たのはアメノウズメノミコトのオブジェ。


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この鈿女さん

近付くとセンサーで回り始めるため

ジドリ泣かせな鈿女さんなのでした。

(10秒後に良い角度になる調節が難しいのよ)




次はすぐ近くにある岩戸神社の

アマノタヂカラオノミコト。

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「パワー!」と叫んでいます。



岩戸神社からはk7でどんどん山の中へ。

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どの家もポツンと系な家ばかりの先にあるのが

落立神社。


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岩戸五社に含まれる神社で

ここにも神楽のオブジェが。


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サポート系の神様で

思兼神(思兼命)と言いまして

オブジェは「ねー、赤と黄色、どっちのボールが良いと思う?」と

おっしゃってるように見える。

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本当は天岩戸神楽の

「思兼命が天照大神の神手を取りつれ出し給う舞」



落立神社からは

さらにk7で山奥へ。

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見えて来る風景も

どんどん秘境感が増してくるぞ。


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大分県の県境付近で災害のため通行止になるらしいけど

その手前で鉾神社に到着。



ここの神楽オブジェは

逆さま。

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曲芸してる?


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八鉢と言うらしく

てげキツそうなポーズは

スサノオノミコトが嫁を迎えて喜びの舞なんだって。

※てげ:宮崎弁=すごい)


おねーちゃんを岩戸に引き込まらせた

暴れん坊が落ち着いてくれるんだから

そりゃみんな喜んだ事でしょう。

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逆さまな神さまの後は

ルートも逆さまにして戻った所にある上岩戸大橋を渡ります。

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絶景な橋を渡ったら

谷の対岸の集落の道を走る。


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茜ちゃんでのんびり走るのに最高の道だ。


そんな長閑すぎる景色を見ながら着いた

岩戸神楽のオブジェは目力強め。

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睨んでると言うよち何か我慢してる顔?


そりゃ、そんな重そうなもの持ってるから。

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腰やっちゃわないか心配になる。



「大玉命が香久山より榊をひき来り岩戸の前に

飾り給う舞」

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今日は神様に会いまくりの1日だ。


と、言いつつまだつづくけど。

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いやしの風景もまだ続き

わたしのツーリング史上最高に平均速度が低い

ツーリングになりそうだ。

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こんな迂回路もあって

飛ばしたくても飛ばせないけどな。



ランチを食べるなら

そんななんでも無いような風景の中で食べたいなーと

思ってたいたのでちょうど良い。

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今日のランチはココとするっ!


って、どこじゃ?



後日同じ場所に行ける自信が無い

適当な棚田のてっぺんでランチを食べたら

岩戸神楽の最後はこちら様。

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こわっ!


ほぼ鬼。




怖い顔の神様は

今日、宮崎県に入って最初に見たオブジェの

天手力男命。

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「手力男命大幣をい以て天照大神の御岩屋を

探り給う舞」


何故か鶏を従えてる。



天手力男命がいらっしゃる石神神社からは

こんな風景が見れます。

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人々がこぞって訪れる絶景より好きな絶景。


ここでひとまずわたしの岩戸神楽オブジェ巡りは終わり

延岡方面へ向かい走り出します。

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R218は高速の無料区間があるため

前半はほぼ貸し切り。



道が合流し交通量が増えそうなところで

わたしは谷底の道へ移動。

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日之影の谷の道を走ると

出会うのが猫バス。

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可愛い苔アート。

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本当に見えないだけで

猫バスが普通に走っていそうな場所なのよね。

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引き続き渓谷の道を走ると

廃線日之影線の鉄橋が見えて来ます。

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廃線になってるけど

カッコいい橋。


本来ならそのまま上の国道と並走できていたのだけど

途中で全面通行止の看板が出ちゃったため

上の国道を走ります。

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走り続けると

渓谷だった川がどんどん緩やかに。


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延岡市に入るものの

市街地を避けてR10へ。


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k16からR10に入ると

後は佐伯市まで走りっぱなしだよ。


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国道だけどまるで広域農道のように

誰も走っていない気持ちのいいクネクネ道が延々と続きます。


1時間ほど自由に走り通したら

本日最後のオブジェ。


岩戸神楽のオブジェが最後と書いただけで

本当のオブジェ巡りのラストはカブトムシだよ。

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直川かぶとむしの湯の案内板ですが

リアルで巨大なカブトムシがシンボル。

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西日を浴びるカブトムシを見たら

佐伯市の市街地にあるホテル。

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こんな可愛い絵が描かれたホテルに

お世話になりました。



夜はシャワーを浴びて地の物を求めて街ブラ。

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ひとまず「カンパーーイ」

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佐伯港で水揚げされた魚と

大分県らしい鶏でビールが進む。



しめで飯物を頂き

ツーリングの1日目はおしまい。



ではおやすみなさい。



[2日目につづくかも]



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