【ツーリング1日目はココから】
<・m= チュンチュン
Σ・w= チュンチュン
おはようございます。
佐伯市内で目覚めるツーリング2日目。
今日は佐伯港から出る1便のフェリーに乗るため
のんびりな朝でございます。
1便が7:15って事でホテルの部屋で
前日にコンビニで買っていた朝食を食べて
ホット珈琲で朝のルーティンを終えてから
ゆっくりと港に向かうとフェリーが入港してきました。
瀬戸内海でよく見る後ろも前もあまり関係ないような
可愛いフェリーと同じ形だ。
待合室の中でバイクと私を合わせて
400円のチケットを買って乗船。
(安い!)
向かうのか佐伯湾の中にあるひょうたんの形をした
大入島(おおにゅうじま)

ちょっとひょうたんと呼ぶには
苦しい形だけどクビレで上下に分かれたような島が
今回の旅の舞台。
久し振りの大好きな島ツーリングの始まり。
穏やかな湾に船の軌跡を残しながら
非日常の島旅へ。
と、すっごくワクワクな船旅の様に書いていますが
なんとたった7分程度で付いちゃう島なんだよね。
とは、言っても
初上陸の島はワクワクする。
案山子に大歓迎されながら上陸したら
島ツーリングの決まり事になっている時計周りで
島を巡りましょう。
たった7分ので着いちゃうくらいだから
対岸に見えるのは本土です。
まずは島に上陸して最初に寄るのは
港のほど近くにある産霊神社。
龍の彫刻がかっこいい
神社で島にお邪魔させてもらった挨拶を。
高台にある境内からは
穏やかな佐伯湾が見えます。
産霊神社を出て
すこし走るとマップになにも情報も無かった
アコウの木を見つけてしまった。
「大入島のアコウ」(勝手に命名)
巨木ではないけど
土台の石垣を根が飲み込みかけている
将来有望の株だよ。
やっぱりわたしはアコウの木から
呼ばれているようだ。
さらに先に進むと
カンガルー公園があります。
南国風な園内の芝生の中に
ぽつんとカンガルーが。
オーストラリアのグラッドストン市と
友好の証としてこの公園が作られたんだって。
アボリジニーアートが施されたポールと
カンガルーと響。
のんびりと過行く島時間。
と、こんな感じで絶景など
特に盛り上がりもなく時々出現する
ちょっと歴史のあるスポット。
「神の井」
神武天皇が東征の途中で立ち寄った場所で
「水よ出でよ」と告げると真水が湧き出たらしい。
その不思議スポットに至るまでの道が
すっごく気持ちよかった。
高い堤防で遮られることがない
海が近い道。
湾内側は波が無いためか
こんな養殖筏がいっぱい。
島らしくイソヒヨドリもたくさんいるよ。
もちろん島でも隧道が好きだのスポットも。
ひょうたん形をした島の
一番くびれたところを通るトンネル。
入口はお化けが出そうな雰囲気だったけど
ちゃんと現役。
島は大きな湾の中にあるものの
外海に面してる方へ出ると海の雰囲気も変わってきました。
船の乗客のほとんどが釣り人だったくらいだから
全部良いポイントだらけに感じる。
そんな色んな魚が釣れそうな磯場に
こんな岩があります。
普通の岩に見えるけど
ちゃんと停まって見ると万葉集の一文が書かれた
岩があるんだよ。
「紅に染めてし衣雨降りてにほひはすともうつろはめやも」
万葉集の書かれた岩の先にはいままで
湾の中にいたため見えなかった水平線。
島の先端を回っても美しい海岸線は続く。
つづくクネクネ道の途中で
何気なく停まった場所。
水が綺麗だなーと思って眺めてるのだけど
あの白いのは何?
何かの集まりか?
近付いて見ると・・・
小さいミズクラゲの集まりみたい。
赤ちゃんとまで行かないけど
500円玉大の小さなクラゲが集まって
白い塊になってたよ。
海が豊かなんだろうね。
島の後半・・・
途中ポツポツと出て来る小さな漁港。
漁港のある集落の路地がまた
素敵なのよ。
住んでるとなんでもない路地の風景かもしれないけど
石垣に座って井戸端会議が似合う路地だ。
そんな集落のある漁港に
必ずいる子たち。
漁船の中で海産物の選別作業を
じっと見つめる島猫たち。
あ、気付かれた・・・
島猫から見送られながら
先へ行くとまた隧道。
島を形成する岩盤を
くり貫いた隧道は荒々しくてカッコいい。
連続した隧道で
距離は短いけど内部のデコボコが凄い。
削ったというより割ったような表面。
隧道は荒々しかったけど
そこから見る海は穏やかでした。
ずっと海の底が見える。
こうして海をボーっと眺めて過ごせるのも
島ツーリングの好きなところ。
最後は島にあるべき物へ。
小さな砂浜を歩くと
小さな階段が出現します。
それを登ると灯台だよ。
名前がカタカナなのが可愛い灯台で
お歳は私とほぼ同世代。
小さな灯台だけど
青空に映える灯台をみたら帰りのフェリー。
また400円のチケット買って
短い船旅を楽しみましょう。
楽しい島ツーリングが終わる・・・
でも、
ツーリングは終わんない。
佐伯港で九州本土に戻ったら
佐伯郊外へ出てk36で床木ダムへ向かいました。
そのダムに何があるかと申しますと
これ ↓
遠い?
これ ↓
ヒビッキーと床木ダムの河童。
「1日1カッパ」
たまたま草刈りされた直後だったらしく
河童まで行けたけどそれまで藪の中だった河童と響とヒビッキー。
んじゃ来た道を戻って臼杵までR10を走ったら
R502に入ります。
島とはまた違う快走路をしばらく走ると
目的地。
欄干の丸みがすばらしい
虹潤橋。
大分県にあって
ちょっと熊本県でよく見る形の石橋です。
現在は車両は通れないため
押して渡らないといけないけど文化財に触れれる
素敵なスポットなのでした。
石橋の次は鉄の橋。
撮り鉄の定番の百枝トンネル。
あ、列車待たないよ
お腹空いたし。
道の駅きよかわで大分らしく
とり天を食べたら行きたかった隧道探し。
マップ通りに行ってもまったく見つかんない
難易度高めの隧道でしたが
ちびっ子バイクの小回りを最大限に生かして発見。
ここ、凄っ!
深い切通しから隧道に至るまで
最高に素敵な隧道ではございませんか。
見るからに狭い道幅は
かつては森林鉄道の跡だかららしい。
むき出しの地層から
トロッコ列車サイズの隧道が異世界感いっぱいで
私のテンションはマックス。
いや~、最高の探検だったよ。
では、ここからは茜ちゃんでも日帰りツーリングで来れる
エリアに入るためプランニングもしてないし
適当に気分に任せて帰る方向へ走りましょう。
R422で瀬の本高原方面へ走っていると
真正面にくじゅう連山が見え始めます。
山が綺麗だったので
より綺麗に眺めれる草原の中を走ってみよう。
グライダー発着場。
今日はフライト中だったため
停めれずにスルー。
停まれないけど
この風景を見ながら走る事は至福の時間だよ。
ススキとまだうっすらと緑が残る牧場。
グライダー発着場の広い草原を楽しみましたが
停まれないのはやっぱり勿体ない気持ちになったため
わたしの好きな草原の道へ移動。
草原からは阿蘇の涅槃像が一望。
その草原の中にある一本道。
ますます九州Loveになれるところ。
周りの木々の紅葉はまだだけど
山の上はもう綺麗に色付いてるみたいだね。
秋晴れで今日登ってる人はきっと
絶景を楽しめたことでしょう。
ツーリング中なため流石に登山は無理だけど
雰囲気だけでも楽しむため
牧ノ戸峠に登ってくじゅう連山の登山口で紅葉を
眺めてみました。
う~ん、ステキだ。
登山口でこれだけ綺麗って事は
標高的にこの周辺が一番綺麗な時に来たかもしれない。
例年なら沓掛山くらいまで登ってみたりするのだけど
今日は流石に1泊ツーリングの帰り道なので
体力的に登らず下から観光。
自然のままの木々が色付くくじゅうの秋。
三俣山が見える場所から。
周辺を囲むススキがキラキラしてて
綺麗でした。
九州の秋、最高!
ヒャッポーー!
では、島も山の紅葉も楽しんだし帰りましょう。
まだ明るい時間に立ち去るには後ろ髪を引かれるところですが
秋の日暮れはびっくりするくらい早いため
もう帰っちゃうよ。
四季彩ロードの途中からR387へ抜けて
玖珠町を抜けます。
明るい時間に野峠から英彦山を下って
わたしの庭に入る頃に夕焼けの時間になりました。
2日間わたしを照らしてくれてありがとう。
ガレージに戻って
遠征用のバッグから何時もの可愛いバッグに積み替えて
チェーンの注油をしてわたしの島ツーリングはおしまい。
それでは長らくのご乗車ありがとうございました。
またのご乗車をお待ち申し上げます。
◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆
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